漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
78歳男性。
末期の前立腺癌。骨転移あり。
糖尿病既往でコントロール不良。一時はヘモグロビンA1Cが10を超えていた。体重はここ3年で20kg減。
前立腺癌はすでにオペ・摘出が出来ない状態で抗がん剤を利用すると一回の服用でγ-GTP:178まで跳ね上がり極度のだるさを訴え服用できず。月一回のホルモン注射のみの状態でご来局。
糖尿病と癌の影響で、体力・元気や免疫力といったものが全くなくなっていました。体力をつけ、免疫や抵抗力を上げられる漢方薬を中心に利用しました。糖尿病に対しても血流を良くし、手足末端まで温かい体作りを目指したところ、半年ほどで癌のマーカー値(PSA)が0.1まで下がりました。骨転移の炎症・自覚症状も現在は全くなく落ち着いておられるとの事です。現在も同じ漢方薬でお元気に生活されています。
最初の状態で体力が全くなくなってしまっていましたので「前立腺癌を攻撃するような漢方」よりは「体をしっかり立て直して病気と共存できる体作り」を目指しました。結論から言えば、この方針が大当たりしたのだろうと思います。
癌に対して焦って攻撃せず、そのときの状態により対応する事の大切さを改めて感じたお客様でした。
TEL:04-7167-2222
住所:千葉県柏市柏3-9-21